こんにちは、にこです。
10日前にスリランカ行きを決めて手配したスリランカ旅行。
飛行機はマイルで手配して、現地ツアーのみ、「旅工房」さんにお願いしました。
現地のツアーは食事も含めてほとんどがツアー代金に含まれているので、とにかく楽ちん！
手配した飛行機の工程で、唯一の悩みは、バンコクでのトランジット時間の過ごし方でした。
それでは、スリランカの旅へ出発しましょう！
バンコクでのトランジット６時間半
羽田からANA便でバンコクへ。乗り慣れている日本の航空会社はやはり快適です。
問題は、バンコクに着いてからでした。
6時間半という微妙なトランジット待ち時間。入国に時間もかかるだろうと思い、結局、空港で時間をつぶすことにしました。
2016年8月の時点では、まだスターアライアンス会員の存在も知らず、ラウンジで過ごす、ということも全く考えたことがなかった時期でした。
ひたすら、空港の中を歩きまわりました。スワンナプーム空港はとにかく広いです。
コロンボ行きの飛行機のゲートが「E1A」の予定だったので、とりあえずその周辺で過ごすことにしました。
でも、すぐに飽きてしまったので、どんなお店があるのかをすべてのゾーンを歩いて見て回り、帰国時にシャワーを浴びたかったのでシャワーのあるマッサージ屋さんの場所などもチェックしました。
出発ゲートを再度確認したら、ゾーンが「A」に変わっていました。6時間以上もあれば、このようなことも起きますね。
今度はゾーンAに移動し、「マンゴーツリー」というタイでは定番（ということをあとで知る）のお店で夕食をいただくことにしました。
最近では日本にもマンゴーツリーカフェができてますよね。
オーダーしたフライドヌードル「パッタイ」。
砕いたナッツの歯ごたえもあって、ライムを絞ってかけて食べると美味しい！エビもたくさん入っていて、お腹を満たすことができました。
ちょうど椅子のそばに電源もあり、お店の人に聞いて充電しても構わないと言われたので、スマホを充電しながらのんびりガイドブックを隅々まで読んで、予備知識を蓄えました。
初のタイ航空でコロンボへ
出発が1時間ほど遅れましたが、バンコクから3時間半ほどのフライトでコロンボへ向かいました。
機内はほぼ満席に近かったです。
夕食がサーブされ、写真を撮り忘れてしまったのだが、チキンカレーをチョイス。
辛すぎず、美味しくいただけました。タイ航空の食事、おいしいっ！
日本時間でもう明け方の時間帯、コロンボに深夜1:00過ぎに到着。
入国手続き、両替を済ませ、迎えに来ていたガイドさんと無事に合流しました。
日本時間で早朝の4:30。激しく眠い。
ガイドさんはアルファベットで名前を書いた紙を持って待っていてくれるのですぐに合流することができました。日本語が堪能で、ガイド歴23年のベテランガイドさんでした。
ツアー会社からはガイド兼ドライバーさんだと聞いていたのですが、運転手は別だったのでガイド、ドライバー、そして私の３人で４日間、行動を共にすることになりました。
この日の滞在はネゴンボという空港からだいたい30分くらいのところにある町。
滞在したホテルは、パームビレッジホテルというインド洋のすぐそばに建てられた海沿いのホテルでした。
ホテルに到着し、部屋を確認した後、翌日の朝の出発時間と待ち合わせ場所を確認し、解散。即、シャワーを浴びて、あまりにも眠かったのですぐに就寝。
スリランカツアー2日目：盛りだくさんツアースタート！
２日目はいよいよスリランカの観光がスタート！
マップで立ち寄った場所を見ると、結構な距離の移動をしました。
目覚めたらインド洋が広がる海沿いのホテル
朝、目覚めて海がすぐ近くだということに気づきました。
夜は真っ暗で何も見えなかったので、あまりの海の近さに驚きました。
このパームビレッジホテルはツアー初日によく使われるホテルのようで、24時間フロント対応可能なホテルでした。
ホテルのプールではスタッフが掃除をしていて、少し海沿いを散歩するために出かけてみました。
この時期、スリランカの西側の海はオフシーズンで波が高いですね。
すぐに観光でこのホテルを後にするので、海の景色は最終日のコロンボまでお預け。
少しだけインド洋を気分だけでも味わいたかったので、散歩して良かったです。
朝8:30にチェックアウトしてロビーに集合。
昨晩は夜だったので、ドライバーさんの顔はよく見えず、この日初めてちゃんと見て挨拶しました。
ネゴンボからダンブッラへ向けて出発。だいたい3時間半の道のり。
その間にスリランカがどういう国なのか、ガイドさんが説明してくれました。ここにあまり多く書いてしまうと、楽しみがなくなってしまうと思うので概要だけ。
- 国土面積は、北海道の80%くらいの大きさで島国。
- 人種は最も多いのがシンハラ人で、ガイドさん、ドライバーさんはシンハラ人で仏教徒。タミル人（ヒンズー教徒）、ムーア人（イスラム教徒）、シンハラ・タミル人のキリスト 教徒と続く。
- 仏教徒が７０%、ヒンズー教徒が１３%、イスラム教徒１０%、キリスト教徒が７%。スリランカの国旗を見ると、ライオンが描かれている部分がシンハ族（シンハラ人）で70%の人種がいることを意味していて、緑色とオレンジ色がヒンズー教徒とイスラム教徒 を意味している。あとから加えられて今の国旗になった。
- 小さい国土ながら歴史のある国で世界遺産が８つある。
- スリランカといえば、紅茶（セイロンティー）を思い浮かべる人が多いが、実はもともとはコーヒーが栽培されていた。
- 壊滅的な虫害ですべてコーヒー畑を焼かなくてはならなくなった。イギリスの植民地であった時代に、イギリス人が紅茶を持ち込み、紅茶産業を発展させた。
- 紅茶栽培の労働者をイギリス人が南インドから連れてきた。これがのちの人種紛争に発展するという歴史がある。
- 独立記念日は2月4日で、1948年に独立した。
- 16世紀にポルトガルが植民地支配しゴールにも要塞が築かれた。そののち、17世紀にオランダが、18世紀にイギリスの東インド会社がコロンボを支配して植民地化を始めてイギリスの植民地となった。
- 内戦は1983年に始まり、2009年の終戦まで26年間も続いた。
- 2004年12月にスマトラ沖地震で発生したインド洋大津波の大被害を受けた。
- 2009年に内戦が終わり地雷もほぼ撤去された。北部にまだ一部残っているらしい。
今はシンハラ人、タミル人ともに共存しており平和が訪れ、観光産業が急速に発展。内戦 終結から実はまだ10年も経っていないのだ。
ほかにもたくさん話を聞きながら車で２時間くらい経ったところで、紅茶休憩を取りました。
だいたいツアー客を連れてくるテッパンの休憩エリアらしい。
さらに車を走らせ、最初の世界遺産「ダンブッラ石窟寺院」に到着しました。
寺院見学での注意事項
スリランカの寺院は、仏教徒である地元のスリランカ人もたくさん訪れる場所。
ガイドさんに言われたことは、仏像を背にして人を入れて写真を撮ることはNGとされているということ。
仏像のみを撮影することは問題ないが、仏像に背中を向けて、人を入れて撮影するのは絶対にNGなのだ。
現地の人たちが不快に感じるらしいので、寺院で写真撮る際には注意が必要。ガイドさんの指示に従おう。
それから、短パンやノースリーブのシャツで観光するのもよろしくないので、肌の露出は控えめに。トップスは半袖、ボトムスは最低でも膝が隠れる服装で見学しよう。
ダンブッラ石窟寺院
紀元前1世紀のこと。アヌラーダプラで王朝築いていたワラガムバーフ王が侵略により破れ、この石窟で14年間を過ごした場所。後に寺院として僧侶に引き渡し、増築を重ねて今に至る。
スリランカの歴史を知る
侵略を受けたワラガムバーフ王は馬車に第一夫人と兄弟の幼子の3人を乗せて、アヌラーダプラから逃げだした。
しかし、アヌラーダプラを侵略した王が後を追ってきた。３人が乗る馬車は重く、どんどん迫ってくる。
あと少しで追いつかてしまう！
そこで、第一夫人が意を決して馬車から飛び降り、ワラガムバーフ王と子供を乗せた馬車を逃がしたのだ。第一夫人は王と子供を自分の命を投げ出してでも守りたかったのだ。
第一夫人はケガをして、侵略した王に捕らわれた。夫人になるよう求められたが拒否し続け、牢獄で亡くなってしまった。
14年間石窟で過ごしながらワラガムバーフ王は兵力を強め、アヌラーダプラを取り戻した。
歴史ある国のストーリーはなかなか興味深い。
寺院の見学は裸足で
寺院は見てわかるようにみんな裸足。土足厳禁なのです。
靴を預け、私も裸足で寺院に入りました。石窟内にはたくさんの仏像が並んでいました。
この寺院は高台にあるので、眺めもよかったです。
ポロンナルワ
11世紀に南インドの侵略によって、シンハラ王朝はアヌラーダプラからポロンナルワに都を移した。
寺院や仏塔を次々に建てて、ポロンナルワは仏教都市として繁栄。
13世紀に再び南インドから侵略を受け、14世紀には廃都となってしまい、ジャングルに埋もれた。
19世紀に遺跡の発掘が始まり、世界遺産に登録されたのは1982年。
ポロンナルワにはたくさんの遺跡が点在しているので、車で移動しながら見学しました。
駐車する場所を探すのが大変そうでした。
ちょうど学生が夏休みの時期だったこともあり、修学旅行のように団体で見学にきていたりして、地元の観光者も多かったです。
サンダルで見学するのがベター
準備編にも書いたのですが、寺院は土足禁止。
特にポロンナルワの遺跡観光は屋外だけど土足禁止の場所が多い。観光地が点在しているので、靴を履いたり、脱いだりすることがたびたびあるので、サンダルを持っていくとよいです。
特に天気の良い午後は砂地と言えどかなり熱いので、私は靴下をはいて見学しました。
◆宮殿跡
ここはもともと、7階建ての建物だったらしい。スケールが大きいです。よくこの状態で残っていたものだと感心させられました。
◆ランカティラカ
13世紀に建てられた寺院で、高さが17ｍと巨大な寺院で、奥には仏像が残っていました。頭は取れているのだが、それでも高さが１3ｍもある巨大な仏像。
◆ワタダーゲ（円形の仏塔跡）
中央に大きな仏像が残っていました。寺院などの神聖な建物へ入る玄関には、必ず半月形のハーフムーンストーンがあって、象や馬、蓮の花などが彫られている。4か所の入り口があり、ガードストーンがあるのだそう。
東側の入り口のガードストーンは一番状態がよく残っていて、足元の小人は守護神なのだそうだ。
◆ガルポタ（石の本）
世界一重たい本だとガイドさんが言っていた。横が約9m、縦が約1.5m、高さ約50cmの巨大な本だ。その時代に起こったことが記されているらしい。
◆ガル・ヴィハーラ
ポロンナルワの見学でここは絶対に外せない。ガル・ヴィハーラの巨大な岩で造られた仏像。この写真は穏やかな表情で瞑想する釈迦坐像。本当に穏やかな顔をしているのだ。
悟りを開いた釈迦立像。涅槃に入る釈迦を悲しむ弟子という説もあるとガイドさんから聞いた。
そして長さ15mもある巨大な釈迦涅槃像が並んでる。柔らかな曲席で彫り出された、優しい表情をした仏像はとっても大きくて見ごたえがある。
◆キリ・ヴィハーラ（乳白色の寺院）
この仏塔はやたらときれいな白色だったので遺跡群の中でも目立っていた。王妃のために建てられたそうだ。逆行で白さがわかりにくい。。
◆ロータスポンド
蓮の花の形をしたお坊さんたちの沐浴場だったそう。
アーユルヴェーダを体験
ポロンナルワへ行く前に、ガイドさんが、夜は外に出歩けないしホテルの周りは何もないし、やることないからせっかくならアーユルヴェーダ受けたら？と提案してくれました。
アレンジしてくれた場所は、Sigiri Dasunaというアーユルヴェーダ施設でした。
ポロンナルワへ向かう前にここに立寄って予約と施術メニューを決めました。
ツーリスト向けのパックがあって、全身のオイルトリートメント１時間、スチームバス２０分、サウナ１０分、最後にシローダラ３０分を受けるというトータル２時間のパックで、１万円弱くらいの値段でした。
オイルトリートメントは力加減を英語で聞かれ、痛ければソフトに、ガシガシ行ってほしければもっと強めにといったリクエストができます。
最初はうつ伏せ、後に仰向け、ヘッドマッサージもしてくれました。
その後、スチームバスで２０分体にオイルをさらに浸透させ、さらにスチームサウナに１０分ほど入るという結構長い工程です。
最後に額にオイルをたらすシローダラを受けました。オイルが暖かく、少しくすぐったいけどすぐに慣れました。とにかく暖かいオイルが気持ちがよいのです。
ここは、シローダラの後でシャワーを浴びさせてくれたので、オイルまみれになって車に乗るということはなかったのもGOODでした。
ここのアーユルヴェーダ施設は後にツアーに組まれていて体験するキャンディでのアーユルヴェーダ施設より格段によかったです。
施設も割ときれいだったし、スタッフも施術してくれた方も親切でした。
VISAカードでクレジットカード決済の対応もしてくれました
アーユルヴェーダ施設はかなり当たり外れがあります。日本のSPAを想像していくとだいぶかけ離れているので、期待しすぎずに行った方が良いかもしれません。
Gimanhala Hotelにチェックイン
アーユルヴェーダを受け、２０時半くらいにホテルに到着。
ここで２泊お世話になります。お腹がすいていたので、すぐに夕食をいただきました。
スリランカ・カレーをチョイスし、ビールもオーダーしました。夕食はツアー代に含まれていましたが飲み物は別料金です。
たくさんのカレーが出てきて食べきれないほど。味はマイルドでツーリスト向けだったので私でも美味しく食べられました。
もちろんカレーを食べるにはご飯も！
ホテルの部屋はこんな感じで、一人旅だったけどツインの部屋だったので、広々と使わせてもらいました。
ちなみに、ドライヤーがないとツアー会社から連絡をもらっていたので、ドライヤーは持参しました。
翌日はいよいよシギリヤロックへの登頂。アーユルヴェーダで今日の疲れをとっておいてよかったと実感したのでした。。
Part2へつづきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
執筆者：にこ（@TravelerSmiley）
