こんにちは、にこ(@TravelerSmiley)です。
旅の振り返り「パート1」として、HISの添乗員同行型ブランド「impresso」のトルコ周遊9日間に参加したときの旅行記をまとめていきたいと思います。もう3年半前の旅行ですが、とても印象深い旅だったので残したいと思いました。
しかし、バックアップした写真がバックアップされていなかったという衝撃事実。。自動バックアップに頼ってはいけませんね。かなりショックを受けました。かろうじて残っていた写真で旅の様子を紹介したいと思います。
トルコ周遊ツアー 出発前3週間前の申し込み
この旅行を決めたのは、なんと出発の3週間前という強行スケジュールでしたが、幸運にもH.I.Sのツアーに空きがあったので、すぐに予約することができました。ツアー代金は10万円で、一人部屋追加代金を入れて16.2万円でした。カッパドキアでは無料で洞窟ホテルにアップグレードしてもらえました。
ツアーの内容が充実!
食事はほぼ3食ツアー代金に含まれていて、ランチは観光地のレストランで、朝食と夕食はホテルでいただきました。最終日のイスタンブールでの夕食だけがフリーで、各自で自由にという内容でした。また、トルコ行ったら食べたいと言われるB級グルメの代表格「サバサンド」をランチでいただくメニューがあったのですが、あらかじめアレルギーがあることを伝えておいてチキンサンドに変えて準備していただきました。
オプショナルツアーはカッパドキアの気球飛行とイスタンブールのボスポラス海峡クルーズを申込み、現地でユーロで支払うというプランで両方とも申込をしました。お手頃価格のツアーで、しかも3週間前に予約ができたことに驚きでした。
しかも、このときはベトナム(ホーチミン)での業務出張があり、ベトナムから帰国した翌日に出張報告や精算を済ませました。その次の日に休暇で今度はトルコへ出発するという、普通ならこのようなスケジュールは組まないだろう強行参加でした。
当時の周辺国の情勢
当時、トルコに隣接する周辺国地域では、様々な情勢や問題が起こっていました。それもあって「トルコ旅行は安全なのか?」と上司からも聞かれました。旅行予約の際に担当の方に聞きました。
「周遊の旅は主に田舎の地域を周るので、現地は言われているほど深刻な状況ではないし、参加者も多いので問題ないです」という話をお聞きし、安心して申し込みしました。
さらに、外務省の海外安全ホームページからトルコの情報を確認しました。外務省の海外安全ホームページ、ご覧になったことはありますか?
シリアとの国境付近は退避勧告レベル、トルコの中でも東部の地域はレベル2(不要不急の渡航は止めてください)やレベル3(渡航中止勧告)。となっています。イスタンブールはレベル1で、それ以外の地域の危険レベル情報はありませんでした。今現在とその当時も状況はほぼ同じです。観光ルートは主にトルコの西側をぐるっと周るコースになっていましたので、問題ないと思いました。
でも、今思えばですがこのスケジュールでよかったと思いました。帰国した10日後の10月10日にアンカラ駅で爆破テロがあり、そのニュースを見て衝撃を受けたことを今でも覚えています。
話を戻しまして、3週間前の申し込みでしたが、HISの方が手早く手続きをしてくださり、オプショナルツアーも含め「すべての手配が完了しました」と連絡をいただきました。そして、出発の前日には、今回のツアーを担当してくださった添乗員さんから電話で連絡をいただき、質問がないかどうか確認をしてくださいました。こういった電話をいただくのも安心できますね。
H.I.S. トルコ周遊9日間ツアー 旅の概要
<日程>
2015年9月22日~9月30日(9日間)
<フライト>
ターキッシュエアラインズ エコノミークラス(ANAマイルに加算できない予約クラスでした)
- 往路:TK51 成田(10:05)→イスタンブール(16:45)
- 復路:TK50 イスタンブール(13:50)→成田(7:20+1)
<滞在ホテル>
- 9月22日 MARGI HOTEL(エディルネ)
- 9月23日 GRAND TEMIZEL(アイヴァリク)
- 9月24日 COLOSSEA THERMAL(パムッカレ)
- 9月25日 IC AIRPORT HOTEL ANTALYA(アンタルヤ)
- 9月26日 DILEK KAYA HOTEL(カッパドキア)
- 9月27日 SURMELI(アンカラ)
- 9月28日 SURMELI ISTANBUL(イスタンブール)
現地の移動はすべてツアー専用のバス移動で、WiFiが利用できました。場所によっては電波が弱いところもありましたが、おおむね問題なかったです。
周遊だったので毎日ホテルが変わり、移動は大変でしたが、かなり効率的にトルコの観光地、世界遺産を周遊できたのではないかと思いました。うまく工程が組まれているツアーだと思いました。
一人参加の方も私を含めて7名もいましたし、若い年代の人も多かったことから食事を一緒したり、おしゃべりしたり、今でもSNSでつながっています。
途中、お腹を壊すハプニングがありましたが(私だけ。。)それでもとっても楽しい旅ができて、よい思い出として残っています。残っていた少ない写真とともに、ツアーを振り返りたいと思います。
さぁ、準備は整いました。トルコ周遊ツアーの出発です。
9月22日 成田からエディルネへ (移動日)
始発の電車で成田に向かい、ツアーカウンターで航空券を受け取りました。現地ツアー代金は現金(ユーロ)で支払いが必要だったこともあって、空港で両替を済ませました。H.I.Sのツアーに参加すると、千葉銀行での両替手数料優遇クーポンをいただけるので、それを活用しました。
添乗員同行ツアーで、年齢の近そうな女性の添乗員さんでしたし、ほかに一人参加の女性もいたので、気軽にお話もできて、楽しい旅が始まりました。
ターキッシュエアラインズは、エコノミークラスにもアイマスクなどのちょっとしたアメニティがついています。
長いフライトでしたが、早朝に自宅を出発したこともあって、睡眠をがっつりとることができました。イスタンブールに到着後、トルコリラの両替をしてバスに乗り込み、エディルネという町まで移動しました。ドライバーさん二人、そしてトルコ人のイケメン男性ガイドさんが出迎えてくれました。バスの中でガイドさんが明日からの観光の概要や、トルコという国のことなどいろいろ話をしてくれました。
ホテルに到着したときには20時を過ぎていました。ステキな5つ星ホテル、ターコイズブルーの家具やカーテンにすごくテンション上がりました。
長い移動の疲れを癒し、翌日から始まる観光に備えました。
9月23日 セリミエモスクとトロイア遺跡
世界遺産巡りが始まりました。最初の観光はオスマン帝国時代に建築されたエディルネのセリミエモスからスタートしました。
セリミエモスク
セリミエモスクの建設に関わる歴史をガイドさんが話してくれました。この地は昔、美しいチューリップ畑だったのだそうです。トルコの国花はチューリップだということも初めて知りました。チューリップってオランダのイメージですが、タイルや絵皿もチューリップが描かれているものが多かったですし、トルコの国を象徴する花なんですね。
この地にモスクを建てることを最後まで反対した女性がいたそうで、最終的には了承して建設されたのですが、1つ条件をだしたのだそうです。
『このモスクの建物にチューリップ畑を守りたいと最後まで反対した女性がいたことを記してほしい』
モスク内は撮影禁止だったので写真はないのですが、大理石の柱に一輪のチューリップが下を向いて彫刻されている柱が一本ありました。このモスクの建設に反対していたことを意味して逆さにしてチューリップの彫刻したそうです。ガイドさんの説明はとってもわかりやすくていいなぁと思いました。
トロイア遺跡
続いて、トロイア遺跡観光に向かいました。雨が降り出して、傘を差しながらの観光になりました。遺跡の入り口に大きなトロイの木馬のオブジェがあります。
これは世界遺産とは関係ないオブジェです。ガイドブックにはこの写真が良く使われていますよね。
ドイツ人実業家のシュリーマンという人物がこの遺跡発掘に携わっていたそうです。ガイドさんから歴史の話を聞きながら見学すると楽しめる場所でした。
ジェンダ島
この日はエーゲ海に面したホテルに宿泊しました。希望者はジェンダ島に連れて行ってくれるとのことでもちろん行ってきました。たくさんのお店が立ち並び、アジア人が珍しいのか?地元のちびくんたちが近寄ってきました。カメラを向けると笑顔で応じてくれました。すっごくかわいい!
この島はクリスチャンが多いとガイドさんが言ってました。
9月24日 ベルガマとエフェソス遺跡
この日から犠牲祭が始まり、数日間トルコ国民の祝日にあたりました。犠牲祭の初日は仔羊をさばいてみんなでいただくのだそうです。移動中、仔羊がたくさん車で運ばれている光景を目にしたのはそれが理由でした。国民の大事な行事なので、博物館なども開くのは午後からということをガイドさんから聞きました。
宿泊先のホテルはエーゲ海に面していて、朝がゆっくりだったので少し散歩しました。
ガイドさんがちゃんと気をきかせてくれて、オープン時間を確認し、宿泊先のエーゲ海沿いのホテルをゆっくりでて、最初の遺跡観光地、ベルガマへ向かいました。この日は次の宿泊地のパムッカレまでかなりの遠距離走行が予定されていたので、ドライバーさんはかなり大変だったと思います。
ベルガマ遺跡
こちらがベルガマ遺跡。天気に恵まれて、暑かったけど最高の観光日和になりました。
高台に神殿を建てたのは、海からの進入を容易にさせないためで、高台から見える現在家が建ち並ぶところは昔は海だったのだそうです。
大きい遺跡を見上げると大きさがわかります。青い空がまぶしい。
ここは円形劇場。高い場所に作られたことがこの風景からもわかります。
エフェソス遺跡
東西交易の集積港として栄えた都市で、土砂の堆積によって、今は海岸から離れた場所にあります。この遺跡も見どころがたくさんあって、圧巻!の一言でした。
ニケのレリーフ。勝利の女神ですね。スポーツメーカーのNIKEはこのニケが由来だそうです。
クレステ通り、ガイドさん曰く、日本で言う銀座のような目抜き通りだったそうです。
だいぶ太陽が傾いてきました。逆光ですが、有名なケルススライブラリー。
円形劇場。西陽がさして綺麗でした。
本当にたくさんの見どころのたくさんある遺跡でした。ガイドさんの話を聞きながら見学するのが絶対にオススメです。このエフェソス遺跡はまさにこの旅をしていた年の2015年にようやく世界遺産に登録されたそうです。
なぜこの遺跡が世界遺産に登録されるまでに時間がかかったのかをガイドさんが説明してくれました。誤った修復(適当な修復)をしていたことが原因で、ドイツ、イタリア、オーストリア、そしてトルコ人が協力しあって遺跡の修復をしなおして、晴れて世界遺産登録が実現されたのだそうです。彼らの努力が実ったわけですね。
遺跡見学のあとは、ロングドライブを経てパムッカレのホテルに到着しました。
長くなりましたので、続きはパート2で綴りたいと思います。パート2はこちらです。
今回、私が参加したHIS トルコ旅行はこちらのバナーから現在のツアーを検索できます。周遊ツアー以外にもバリエーションがありますので、ニーズにあったトルコの旅を計画してみてください。
また、当ブログに遊びにきてくれたら嬉しいです!
執筆者:にこ(@TravelerSmiley)