バルセロナの観光地は、時間予約が厳密な場所がいくつかあり、この日は時間厳守ポイントが2カ所ありました。そのため時間が読めるメトロを使って観光することにしました。ゾーン1の10回の回数券を購入して2日目の観光スタートです。
5月5日 バルセロナ観光2日目はメトロを使ってみた
10:00予約のサグラダファミリアへ
サグラダファミリアは予約が必須です。特にタワーにのぼるエレベーターは乗れる人数が限られているという理由からだそうです。朝の予約がオススメです。特にエレベーターでタワーに行くには降りるときに階段を利用することから天候に左右され、クローズになるとその日はほぼ上がることができなくなります。
サグラダファミリアの予約サイト(英語)はこちら
予約は10:00だけど15分前に入場できるとチケットに書かれていたので、9:45ぴったりに入場しました。
日本で予約し、印刷して持ってきたチケットです。€29とかなりお高いけれど、生誕のファサード側のタワー(Tower on the Natively facade)を予約しました。(現在は€32に値段がアップしたようです)
入口で手荷物チェックがあり、日本語音声ガイドを借りて、早速エレベーター乗り場へ。バウチャーを見せて、エレベーター乗り場を通してもらい、リュックなどの大きな荷物は€1コインで預けるように言われました。ここもコイン返却式なので€1を準備しておくとよいです。タワーの階段は一人しか歩けない狭さなので、大きなリュックなどは預けるように必ず言われます。荷物を取り出したときはコインも忘れずに。
タワーからの眺めは美しく、ガウディ建築を間近で感じられるので生誕のファサードのタワーの予約をとって良かったと思いました。
タワーからの眺め。お天気が心配。
ガウディの自然を大切にする気持ちがオブジェのあちこちにありました。
新しい建築中の場所を見ることもできます。パーツを作っては設置しての繰り返しらしいです。
眺めが素晴らしい!曇りだったのが少し残念。でも満足でした。
螺旋階段を下る、下る。狭いし石の階段なので滑らないよう慎重に、慎重に。
雨が降りそうな天候の場合、周辺や内部を観て回る前に先にエレベーターに乗ってしまうことをおすすめします。この日の天気予報は曇りのち雨でした。まだ10時前は雨が降っていなかったので、とにかく先にタワーに上がってしまおうと考えたのが正解でした。しばらくすると雨が降り出し、その日のエレベーターは運休になってしまったのです。
後々、日本人の方と話す機会があったのですが、同じ10時の予約をしていて、音声ガイドの順番に回っていたら、エレベーターが運休になってしまって上がれなかったと聞きました。同じ時間に予約していてもタワーに上れなかった人がいたとは…。
タワーから下りてきてからは、イヤホンガイドに沿って、見学を開始。ステンドグラスが美しく、生誕のファサードの門は、日本人が手掛けていると音声ガイドで知りました。生誕のファサードはブルーを基調に、受難のファサードは赤を基調にしたステンドグラスで彩られています。夕方に行くと、受難のファサード側に西日がさして、ステンドグラスがよりいっそう彩り豊かな光を放つと聞きました。
生誕のファサード側のステンドグラス
受難のファサード側のステンドグラス
一度は建築中に観ておくのも楽しいと思いました。サグラダファミリアはガウディ没後100年にあたる2026年の完成に向けて、急ピッチで工事が進められていて、その資金はこの高い入場料でもたくさんの観光客が毎日訪れるので、十分にまかなわれているのだそうです。
サンパウ病院
サグラダファミリアをあとにして、地下鉄で1駅のサンパウ病院へ向かいました。サグラダファミリア駅は観光客が多いので、地下鉄でスリの人たちに囲まれたが未遂で済みました。当然、財布は取りにくい場所に入れていたので簡単には取られないようにしていましたが、リュックのサブポケットをすっと開けるスリグループ。本当に油断ならなりません!パリと違って大人のスリが多かったと思いました。
睨みをきかせ、車内で場所を移動。やれやれ、噂通りで本当にスリが多いので油断は禁物です。
駅から少し歩いたところにサンパウ病院がありました。ここは予約なしですぐにチケットを買うことができました。€17で日本語音声ガイドと入場料がセットになっていました。ガウディの師匠であるモンタネールの建築は、利便性も考慮しながら利用する人のことを考えて作られた建築であることを知り、ぜひともバルセロナに行ったら見てほしい建築の1つです。空いていましたし、オススメです。
美しい庭を持つ病院
サン・パウ病院は市民のための病院として、数年前までに実際に使われていたそう。素敵な装飾やタイル、彫刻が随所にあって病室は淡いグリーンやブルーのタイルがふんだんに使われていました。
病棟が離れているので、病棟間の移動は地下通路が使われ、とても重要や役割を果たしていました。地下通路も太陽光が届くように工夫された設計になっていました。
美しい庭や病棟は患者さんを治癒させる力があると信じて建築され、こんな病院だったら入院中も前向きな気持ちになれるのかもしれないなぁと感じました。
最後に見学したエントランスの建物。ピンク色の装飾は人を歓迎する気持ちを象徴する穏やかなカラー。1905年に建設されたことがわかりました。優しい気持ちになれるステキな空間でした。
カタルーニャ音楽堂
サン・パウ病院を後にし、地下鉄に乗ってカタルーニャ音楽堂へ。音楽堂の内部を見学したかったので、15時の英語ツアーを予約しました。
予約サイト(英語)はこちら↓
サンパウ病院の見学に思いのほか時間を取られ、地下鉄の駅から音楽堂までの道にも迷い、到着が15時をちょっと過ぎてしまいましたが、ツアー開始を待っているお客さんの列があって、ほっとしました。
最初に10分程度のビデオを見てから、2つのグループに分かれてホール内の見学をします。
バルコニーに出て、写真をとることができます。このツアーならではですね。1つ1つ違う装飾で彩られた柱は色鮮やかでとっても美しかったです。
そのあとは2F席に着席し、パイプオルガンの曲を1曲聴くことができ、優雅な気持ちに。
細部にわたって装飾が美しく、1F席から天井のステンドグラスを見上げまた美しさに感動。
英語もゆっくり話してくれるので問題なし。見学ツアーに参加する価値はあると思います。
見学の後は大雨が降ってきたのとランチ抜きで観光してきたので、音楽堂のカフェでかなり遅いランチをとり、雨がやむのを待ちました。
カプチーノにト音記号。音楽堂のカフェらしいですね。
カサ・ミラ(La Pedrera)
この日の最後の観光目的地、カサ・ミラ(La Pedrera)へ。
予約サイト(英語)はこちら
何時に到着できるか読めなかったので、€29と高かったけどプレミアムチケットを購入。
有効期限内であれば、いつでも優先レーンから入場できる素晴らしいチケットです。スムーズな入場ができたけど、チケットが高いのでプレミアムチケットでなくてもよかったかなぁとも思いました。でも、時間が読めない人にとってはこのチケットはありがたいです。到着したのは18:00くらいでしたがまだまだ明るい。音声ガイドを借りて、エレベータ乗り場までスタッフさんが丁寧に案内してくれて屋根裏部屋の階まで一気にあがっりました。そこから、さらに階段を上り屋上へ。
屋上の見学後は階段で再び屋根裏部屋を見学し、展示用の居住エリアを見学することができるようになっています。こんなところに住めたら最高。ため息が出るような内装で、今でも居住者がいるのだから、ガウディの建築の素晴らしさを毎日味わえるなんてことを考えただけでもエキサイトしてしまいます。
バルセロナウォーカーさん主催 タパスツアーに参加
一人旅での夕食は、種類がいろいろ食べることができないのが悩みの1つでもあります。
今回の旅は、バルセロナウォーカーさんのサイトの情報をかなり活用させていただき、タパスツアーがあるのを見つけました。
サイトはこちら(スマホ表示に対応していないそうで、パソコンで表示してください)
20時にお店に集合し、初めましての方々と食事をしました。
20時の時点では空いていました。
写真をほとんど撮らずに食べてしまったので、これだけ。。
翌日にFCバルセロナとレアルマドリードの試合がカンプノウで開催されるので、その試合を見に行くという方が3名ほどいて、サッカーの話題でも盛り上がっていました。スペインの夕食タイムはかなり遅くて20時でも人がまばらだったのに、21時をすぎた頃には店内が満席。そして22時前にお店を出たのですが、席を待つ人たちの行列ができていました。人気店で食事ができてよかったです!
ライトアップされたサグラダファミリアは必見!
夕食の後、みんなでライトアップされたサグラダファミリアを見に行きました。
昼間は人で溢れ返っているけど、夜は人も少なくてライトアップされたサグラダファミリアは昼間の顔と違って、美しいの一言。
池の水面にも映るので、池を挟んで観るのもよいです。夏は日の入りが遅いので、ライトアップの時間をチェックしてから行くとよいと思います。流しのタクシーも捕まえられるので、ホテルにも
タクシーで帰ることができますが、メトロは混雑していないので、この時間ならスリのリスクもなく乗れると思いました。私は回数券があったので、メトロでホテルに戻りました。
長い1日が終わりました。
Part3へ続く。。